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図形の問題が得意になる方法

最終更新: 2026年7月13日|執筆: にじゅうまるドリル編集部

📐 図形は「センスの単元」と思われがちですが、実際は公式の意味の理解手を動かした経験の量で決まります。学年別マップ・面積公式の意味・つまずき対策を一気に整理しましょう。

学年別・図形で学ぶこと

学年主な内容
1年生かたちあそび(つみき・いろいた)、かたちの特徴
2年生三角形と四角形、長方形・正方形・直角三角形
3年生円と球、二等辺三角形・正三角形、角
4年生角度(分度器)、垂直・平行、台形・平行四辺形・ひし形、長方形の面積
5年生三角形・平行四辺形・台形・ひし形の面積、合同、体積(直方体)、円周
6年生円の面積、線対称・点対称、拡大図・縮図、角柱・円柱の体積

図形は「かたちに親しむ(低学年)→性質を調べる(中学年)→量を計算する(高学年)」の3段階で進みます。高学年で面積・体積につまずく子は、実は中学年の「垂直・高さ」の理解があいまいなことが多いです。

面積の公式一覧(これだけは!)

図形公式学年
長方形たて × よこ4年
正方形1辺 × 1辺4年
平行四辺形底辺 × 高さ5年
三角形底辺 × 高さ ÷ 25年
台形(上底+下底)× 高さ ÷ 25年
ひし形対角線 × 対角線 ÷ 25年
半径 × 半径 × 3.146年

円周と円の面積の詳しい解説(逆算問題・3.14の計算のコツ)は、専用記事円周の求め方・円の面積にまとめています。

公式は「変形して長方形に戻す」と意味がわかる

この表を丸暗記させると、忘れたとき・応用問題で崩れます。実はすべての面積公式は「長方形(たて×よこ)に変形する」という1つの考え方でつながっています。

紙を切って実際にやってみるのが一番です。一度「自分の手で長方形に変形した」経験があると、公式を忘れても自力で導けるようになります。これが図形が得意な子の正体です。

💡 「なんで÷2なの?」と子どもに聞かれたら大チャンス。「いい質問!2つ合わせたら何になるか切って確かめよう」と、疑問を実験につなげてください。

つまずき①:「高さ」がわからない

例題1:底辺6cm、高さ4cm、ななめの辺5cmの平行四辺形の面積は?

解き方:面積=底辺×高さ=6×4=24cm²。ななめの辺5cmは使いません!

「高さ」は底辺に垂直な長さで、かたむいた図形では図形の外に出ることもあります。ななめの辺を高さだと思って計算するのが定番ミス。対策は「底辺に直角マーク(∟)がつく線をさがす」こと、そして問題の図を回して底辺を下にして見ることです。ノートの角や下じきを当てて「垂直」を確かめる癖も有効です。

つまずき②:角度と分度器(4年生)

分度器の使い方でつまずくポイントは決まっています。

「だいたい何度か先に予想する」習慣が最強の対策です。「これは90°より大きい?小さい?」と見当をつけてから測れば、目もりの読み間違い(60°と120°の取り違えなど)に自分で気づけます。

つまずき③:単位(cm²・m²・cm³)

面積の単位cm²(平方センチメートル)は「1辺1cmの正方形が何枚分か」という意味です。「長さはcm、広さはcm²、かさはcm³」と、単位が図形の種類(線・面・立体)を表していることを意識させましょう。1m²=10000cm²(100cm×100cm)のような単位換算は、「1辺を換算してからかける」のがコツです。

例題(複合図形:入試や単元テストの定番)

例題2:たて8cm・よこ10cmの長方形から、底辺10cm・高さ4cmの三角形を切り取った残りの面積は?

解き方:長方形=8×10=80cm²。三角形=10×4÷2=20cm²。残り=80−20=60cm²

複雑な形は「知っている形に分ける」か「大きい形から引く」の2択です。図に補助線を引いて、どの公式が使える形に分けられるかを考える——これが図形の応用問題の解き方の基本形です。

体積の入り口(5・6年生)

5年生では立体の量=体積を学びます。公式は 直方体=たて×よこ×高さ、立方体=1辺×1辺×1辺。単位はcm³(立方センチメートル)で、「1辺1cmのサイコロが何個分か」という意味です。

例題3:たて4cm・よこ5cm・高さ3cmの直方体の体積は?

解き方:4×5×3=60cm³(1cm³のサイコロが、1段に4×5=20個、それが3段分)

「×高さ=何段積むか」というイメージができると、6年生の角柱・円柱の体積(底面積×高さ)にそのままつながります。ブロックを実際に積んで数える体験が、公式の意味を支えてくれます。あわせて、箱を切り開いた展開図も4〜5年生の学習内容。「この展開図、組み立てるとどの面とどの面がくっつく?」という問題は、頭の中で紙を折る想像力が必要なので、実物のお菓子の箱で練習するのが一番の対策です。

家庭でできる図形遊び

図形感覚はプリント学習だけでは育ちにくく、手で動かした経験の量がものを言います。低学年のうちの遊びが、高学年の面積・体積の理解を支えます。

よくある質問

Q1. 面積の公式一覧は?

長方形=たて×よこ、平行四辺形=底辺×高さ、三角形=底辺×高さ÷2、台形=(上底+下底)×高さ÷2、ひし形=対角線×対角線÷2、円=半径×半径×3.14です。

Q2. 三角形はなぜ÷2?

2つ組み合わせると平行四辺形になるからです。紙で実演すると一度で納得します。

Q3. 高さの見つけ方は?

底辺に垂直な長さです。直角マークを探し、図形を回して底辺を下にして見ましょう。

Q4. 図形のセンスがないようです。

センスではなく経験量です。折り紙・パズル・箱の展開など、手を動かす遊びを増やしてください。

まとめ

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