➕ 算数の基本中の基本「たし算」。でも繰り上がりや2桁・3桁になると急につまずく子も。学年別の攻略法を解説します。
たし算の学習ロードマップ
小学校でたし算を学ぶ流れは次の通りです。各段階でしっかり定着させることが大切です。
- 1年生前半:10以内のたし算(1桁+1桁)
- 1年生後半:繰り上がりのあるたし算(例:8+5=13)
- 2年生:2桁+2桁の筆算(繰り上がりあり・なし)
- 3年生:3桁以上の筆算・暗算の強化
どの段階でつまずいているかを特定することが、克服の第一歩です。
つまずきポイント①:10の合成・分解が不完全
「8+5」を計算するには、8に何を足すと10になるか(答え:2)を即答できる必要があります。これを「10の合成」と言います。10の合成が不完全だと、繰り上がりのあるたし算でつまずき続けます。
💡 10の合成の練習:「1と9」「2と8」「3と7」「4と6」「5と5」の5パターンを反射的に答えられるまで練習。カード遊びやフラッシュで毎日確認しましょう。
繰り上がりのたし算の教え方(さくらんぼ計算)
「8+5」をさくらんぼ計算で解く手順:
- 8に何を足すと10になるか考える → 2
- 5を「2」と「3」に分ける
- 8+2=10、10+3=13
この手順を声に出しながら練習させることで、思考プロセスが言語化されて定着が早まります。最初はゆっくりでも、繰り返すうちに速くなります。
⚠️ さくらんぼ計算はあくまで「手順」。なぜ10を作るのかの意味理解が伴わないと、文章問題で応用できません。おはじきを使った体験学習を先に行いましょう。
2桁の筆算でよくあるミスと対策
2桁のたし算(例:37+48)の筆算でよくあるミスは以下の通りです。
- 位の列がズレている:一の位と十の位を揃えずに計算してしまう
- 繰り上がりの1を忘れる:一の位から十の位への繰り上がりを書き忘れる
- 繰り上がりを足し忘れる:小さく書いた「1」を見落として計算する
💡 対策:マス目のあるノートを使い、1マスに1桁を書く習慣をつける。繰り上がりの「1」は必ず小さく書いて、十の位を計算するときに必ず確認する。
たし算を速くするための練習法
①20以内の計算を自動化する
「8+7」「9+4」など、繰り上がりのあるたし算(答えが11〜18になるもの)を全パターン反射的に答えられるまで練習します。これが自動化されると、2桁以上の計算が格段に速くなります。
②補数(100の合成)を覚える
「38+62=100」のような、合わせて100になる組み合わせを覚えておくと、3桁の計算が楽になります。特に「□+□=100」の問題に慣れると、割引計算(100円から38円引くと62円)などにも応用できます。
③毎日の「計算ドリル」で継続する
にじゅうまる。算数ドリルの「毎日ドリル」では、学年に合わせた計算問題を毎日40問練習できます。タイムを計りながら解くことで、スピードと正確さを同時に鍛えられます。
「たし算が嫌い」にさせないために
たし算を嫌いにする最大の原因は「間違えた時に叱られた体験」です。計算ミスは子どもが努力不足なのではなく、まだ理解が届いていないサインです。
正解した時には大きく褒め、間違えた時は「どこで間違えたか一緒に確認しよう」という姿勢で接することが、算数好きを育てる基本です。特に1〜2年生のうちの学習体験が、算数への態度を大きく左右します。
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