にじゅうまるドリルにじゅうまるドリル

時刻と時間の計算

最終更新: 2026年7月13日|執筆・運営: 丹羽拓馬

🕐 「150分は何時間?」「200秒は何分?」——時間の計算は、ふだんの計算とルールが違う(60進法)ため、小学2・3年生が最初につまずきやすい単元です。まず下の早見表ですぐ答えを確認できます。仕組みと計算のコツも順番に解説します。

【直答】150分は何時間?よく調べられる換算の答え

150分 = 2時間30分

1時間=60分なので、150÷60=2 あまり30。60分のまとまりが2つで2時間、あまりが30分。だから2時間30分です。

ほかによく調べられる換算の答えをまとめました。考え方はどれも同じで、分を60でわって「商が時間・あまりが分」です。

質問答え
75分は何時間?1時間15分(75÷60=1あまり15)
90分は何時間?1時間30分
150分は何時間?2時間30分
155分は何時間?2時間35分(155÷60=2あまり35)
2時間30分は何分?150分(2×60+30)
200秒は何分?3分20秒(200÷60=3あまり20)

逆に「時間→分」「分→秒」は60をかけます(2時間=60×2=120分、3分=60×3=180秒)。ポイントは「10や100ではなく、60のかたまりで考える」ことです。

まず整理:「時刻」と「時間」は別もの

言葉の区別があいまいだと、文章題で混乱しやすくなります。最初にここを固めましょう。

意味
時刻時の「一点」(いつ?)8時30分、正午、15時
時間時の「長さ」(どれだけ?)30分間、1時間半、20秒

「8時に家を出て、8時20分に学校に着いた」——このとき8時と8時20分が時刻、その間の20分が時間です。「時刻と時刻の間の長さが時間」と覚えましょう。

単位の関係と換算表

関係換算のしかた
1分 = 60秒分→秒は「×60」、秒→分は「÷60」
1時間 = 60分時間→分は「×60」、分→時間は「÷60」
1日 = 24時間正午(12時)で午前・午後に分かれる

よく出る換算の早見表

分になおすと
60秒1分
90秒1分30秒
120秒2分
140秒2分20秒
180秒3分
200秒3分20秒
300秒5分
時間になおすと
60分1時間
70分1時間10分
75分1時間15分
80分1時間20分
90分1時間30分
100分1時間40分
110分1時間50分
120分2時間
130分2時間10分
135分2時間15分
140分2時間20分
150分2時間30分
155分2時間35分
160分2時間40分
165分2時間45分
180分3時間
200分3時間20分
210分3時間30分
240分4時間

💡 ポイントは「60のかたまりを探す」こと。100分なら「60分(1時間)を1つ取り出して、残り40分」。10や100で区切るふだんの計算とここが違います。

例題と解き方

例題1:140秒は何分何秒?

解き方:140÷60=2あまり20 →2分20秒

例題2:2時間30分は何分?

解き方:2時間=60×2=120分。120+30=150分

例題3:8時50分の40分後の時刻は?

解き方:まず「9時まであと何分?」と考える→10分。40分のうち10分使って9時、残り30分進めて9時30分。キリのいい時刻でいったん区切るのがコツ。

例題4:午前10時20分から午後1時までの時間は?

解き方:正午(12時)で区切る。10時20分→12時は1時間40分。12時→午後1時は1時間。あわせて2時間40分

例題5:1時間15分−40分は?

解き方:1時間15分=75分になおしてから計算。75−40=35分。答えは35分。単位をそろえてから引くのが基本。

繰り上がり・繰り下がりは「60」で起こる

時間の計算がまぎらわしい最大の理由は、ふだんの十進法(10や100で位が上がる)と違い、60進法(60秒で1分、60分で1時間に繰り上がる)だからです。

たとえば「45分+30分」。45+30=75ですが、「75分」のままにせず、60分=1時間を取り出して1時間15分と答えます。逆に「1時間10分−30分」は、1時間をくずして70分−30分=40分と計算します。

これは筆算の繰り上がり・繰り下がりと同じ考え方で、「まとまりの大きさが10ではなく60」なだけです。この一言を伝えるだけで、スッと理解できる子が多いです。

時間の繰り下がりが60で起こることを示す図 1時間15分から40分を引く場面で、1時間を60分に両替してから計算する流れを示しています。 1時間15分 − 40分 = ? 1時間 (時のへや) 15分 (分のへや) | 1時間を60分に両替する 0時間 60 + 15 = 75分 10ではなく60くり下がる 75 − 40 = 35分
図:時間の繰り下がりは10ではなく60。ふだんの筆算と違うのはここだけなので、「60で両替する」と覚えるとまぎれません。

何年生で習う?(学習指導要領での位置づけ)

学年学ぶ内容
小学1年生時計の読み方(何時・何時半→何時何分)
小学2年生時刻と時間の関係、1日=24時間・1時間=60分、午前と午後
小学3年生秒の単位、時刻と時間の計算(○分後・○分前、かかった時間)

3年生の計算でつまずいている場合、2年生の「時刻と時間の区別」「1時間=60分」があいまいなことが多いです。学年をさかのぼって確認しましょう。

午前・午後と24時間表記

時刻の表し方には、午前・午後に分ける言い方(12時間制)と、0時から23時まで通して数える言い方(24時間制)があります。テレビの番組表や電車の時刻表は24時間制です。

12時間制24時間制
午前8時8時
正午12時
午後3時15時
午後9時30分21時30分

変換のしかたは「午後の時刻には12を足す」(午後3時→3+12=15時)、逆に「13以上の時刻からは12を引くと午後○時」(19時→19−12=午後7時)です。午前と午後をまたぐ時間の計算(例題4のパターン)では、24時間制に直してから引き算する方法も便利です。

例題6:午前9時40分から午後2時10分までの時間は?

解き方:24時間制に直すと9時40分→14時10分。14時10分−9時40分は、分が足りないので1時間くずして「13時70分−9時40分」=4時間30分

家庭でできる練習アイデア

🏠 会話の中で時間を聞く/出発から逆算させる

時間は、机に向かわなくても練習できる数少ない単元です。予定のある場面で「あと何分?」「あと何時間?」と聞くだけで、時計を読む・差を求める・60でくり下がる、が一度に入ります。

答えられなくても大丈夫です。「長い針がここまで来たら出発だよ」と時計を指さして一緒に数えるところから始めれば、そのうち自分で計算しはじめます。

慣れてきたら向きを逆にします。「8時に出発だから、残り何分?」と残り時間を出させ、そのうえで「準備に何分かかりそう?」と見積もらせる。ここまで来ると、時間の計算が「間に合うかどうか」の判断につながります。

見積もりの答え合わせにはキッチンタイマーが向いています。残り時間をセットして見えるところに置くと、正解を親が告げなくても、鳴った時点で本人に分かります。「あと5分って言ったのに10分かかった」というずれを自分で体験することが、次の見積もりの精度を上げます。

にじゅうまる。家庭実践メモ

幼稚園のころから、会話の中で計算を出すようにしていました。時間はとくに使いやすく、「あと何分でできる?」「あと何時間でできる?」と、日常の場面でそのまま聞いていました。

「何時に出発するから、残り何分?」という聞き方もしています。出発までの残り時間でキッチンタイマーをかけ、自分の準備にかかる時間を逆算させるようにしていました。

よくある質問

Q1. 150分は何時間ですか?

2時間30分です。150÷60=2あまり30なので、2時間と30分になります。同じ手順で、75分は1時間15分、155分は2時間35分と求められます。

Q2. 200秒は何分ですか?

3分20秒です。200÷60=3あまり20なので、3分と20秒になります。

Q3. 時刻と時間の違いは?

時刻は「いつ」(8時30分など時の一点)、時間は「どれだけ」(30分間など時の長さ)です。時刻と時刻の間の長さが時間です。

Q4. なぜ時間の計算はまぎらわしいの?

ふだんの十進法と違って60ずつまとまる60進法だからです。「60のかたまりで区切る」練習を重ねると慣れていきます。

Q5. 何年生までにできるようになればいい?

時刻と時間の計算は3年生の学習内容です。4年生以降の文章題や、理科の実験記録でも使うので、3年生のうちに固めておくと安心です。

Q6. 90分は何時間何分ですか?

1時間30分です。90分の中から60分(=1時間)を1つ取り出すと、残りは90−60=30分。「60のかたまりを探す」と覚えておけば、150分=2時間30分のような問題も同じ手順で解けます。

まとめ

時間の計算は、毎日の生活がそのまま練習問題になります。にじゅうまる。算数ドリルとあわせて、朝の支度や帰宅後の会話でぜひ取り入れてみてください。

📚 参考資料

確認日: 2026年8月25日。本ページで扱う時刻と時間の学習内容・学年配当は、上記資料をもとに確認しています。教え方・練習のコツは、にじゅうまる。運営者による提案です。

📖 関連記事
📏 単位の換算 完全ガイド(長さ・かさ・重さ) 3️⃣ 小学3年生の算数ドリル 📖 算数の学習お悩みガイド 📋 学年別 学習内容まとめ

無料・アプリ不要で今すぐ練習できます!

にじゅうまる。算数ドリルをやってみる →
にじゅうまるドリル
執筆・運営:丹羽拓馬
にじゅうまる。算数ドリル 運営者

子どもの算数のつまずきを家庭で解消したいという思いから、無料の算数ドリルと解説記事を個人で制作・運営しています。記事は文部科学省の学習指導要領を確認し、例題を検算したうえで公開しています。誤りや改善のご指摘はお問い合わせより歓迎します。運営者について詳しく →