🕐 「200秒って何分?」「8時50分の40分後は?」——時間の計算は、ふだんの計算とルールが違う(60進法)ため、小学2・3年生が最初につまずきやすい単元です。換算表と例題でスッキリ整理しましょう。
【直答】200秒は何分?
答え:200秒=3分20秒
1分=60秒なので、200÷60=3 あまり20。60秒のまとまりが3つで3分、あまりが20秒。だから3分20秒です。
同じ考え方で、どんな「秒→分」の問題も解けます。秒の数を60でわって、「商が分・あまりが秒」。これだけです。逆に「分→秒」は60をかけます(3分=60×3=180秒)。
まず整理:「時刻」と「時間」は別もの
言葉の区別があいまいだと、文章題で必ず混乱します。最初にここを固めましょう。
| 意味 | 例 | |
|---|---|---|
| 時刻 | 時の「一点」(いつ?) | 8時30分、正午、15時 |
| 時間 | 時の「長さ」(どれだけ?) | 30分間、1時間半、20秒 |
「8時に家を出て、8時20分に学校に着いた」——このとき8時と8時20分が時刻、その間の20分が時間です。「時刻と時刻の間の長さが時間」と覚えましょう。
単位の関係と換算表
| 関係 | 換算のしかた |
|---|---|
| 1分 = 60秒 | 分→秒は「×60」、秒→分は「÷60」 |
| 1時間 = 60分 | 時間→分は「×60」、分→時間は「÷60」 |
| 1日 = 24時間 | 正午(12時)で午前・午後に分かれる |
よく出る換算の早見表
| 秒 | 分になおすと |
|---|---|
| 60秒 | 1分 |
| 90秒 | 1分30秒 |
| 120秒 | 2分 |
| 140秒 | 2分20秒 |
| 180秒 | 3分 |
| 200秒 | 3分20秒 |
| 300秒 | 5分 |
| 分 | 時間になおすと |
|---|---|
| 60分 | 1時間 |
| 75分 | 1時間15分 |
| 90分 | 1時間30分 |
| 100分 | 1時間40分 |
| 120分 | 2時間 |
| 150分 | 2時間30分 |
💡 ポイントは「60のかたまりを探す」こと。100分なら「60分(1時間)を1つ取り出して、残り40分」。10や100で区切るふだんの計算とここが違います。
例題と解き方
例題1:140秒は何分何秒?
解き方:140÷60=2あまり20 →2分20秒
例題2:2時間30分は何分?
解き方:2時間=60×2=120分。120+30=150分
例題3:8時50分の40分後の時刻は?
解き方:まず「9時まであと何分?」と考える→10分。40分のうち10分使って9時、残り30分進めて9時30分。キリのいい時刻でいったん区切るのがコツ。
例題4:午前10時20分から午後1時までの時間は?
解き方:正午(12時)で区切る。10時20分→12時は1時間40分。12時→午後1時は1時間。あわせて2時間40分。
例題5:1時間15分−40分は?
解き方:1時間15分=75分になおしてから計算。75−40=35分。答えは35分。単位をそろえてから引くのが鉄則。
繰り上がり・繰り下がりは「60」で起こる
時間の計算がまぎらわしい最大の理由は、ふだんの十進法(10や100で位が上がる)と違い、60進法(60秒で1分、60分で1時間に繰り上がる)だからです。
たとえば「45分+30分」。45+30=75ですが、「75分」のままにせず、60分=1時間を取り出して1時間15分と答えます。逆に「1時間10分−30分」は、1時間をくずして70分−30分=40分と計算します。
- たし算:分どうしを足して、60をこえたら1時間に繰り上げる
- ひき算:分が足りなければ、1時間を60分にくずして繰り下げる
これは筆算の繰り上がり・繰り下がりと同じ考え方で、「まとまりの大きさが10ではなく60」なだけです。この一言を伝えるだけで、スッと理解できる子が多いです。
何年生で習う?(学習指導要領での位置づけ)
| 学年 | 学ぶ内容 |
|---|---|
| 小学1年生 | 時計の読み方(何時・何時半→何時何分) |
| 小学2年生 | 時刻と時間の関係、1日=24時間・1時間=60分、午前と午後 |
| 小学3年生 | 秒の単位、時刻と時間の計算(○分後・○分前、かかった時間) |
3年生の計算でつまずいている場合、2年生の「時刻と時間の区別」「1時間=60分」があいまいなことが多いです。学年をさかのぼって確認しましょう。
午前・午後と24時間表記
時刻の表し方には、午前・午後に分ける言い方(12時間制)と、0時から23時まで通して数える言い方(24時間制)があります。テレビの番組表や電車の時刻表は24時間制です。
| 12時間制 | 24時間制 |
|---|---|
| 午前8時 | 8時 |
| 正午 | 12時 |
| 午後3時 | 15時 |
| 午後9時30分 | 21時30分 |
変換のしかたは「午後の時刻には12を足す」(午後3時→3+12=15時)、逆に「13以上の時刻からは12を引くと午後○時」(19時→19−12=午後7時)です。午前と午後をまたぐ時間の計算(例題4のパターン)では、24時間制に直してから引き算する方法も便利です。
例題6:午前9時40分から午後2時10分までの時間は?
解き方:24時間制に直すと9時40分→14時10分。14時10分−9時40分は、分が足りないので1時間くずして「13時70分−9時40分」=4時間30分。
家庭でできる練習アイデア
- 時計実況:「いま7時40分。出発は8時。あと何分?」と毎朝聞く(生活の中の時間計算が一番効く)
- タイマー当てゲーム:「3分20秒をタイマーにセットして」→秒になおす練習になる
- テレビ番組表:「この番組は19時から20時54分まで。何時間何分?」
- アナログ時計を1つ置く:針の動きで「60分で1周=1時間」が体感できる(デジタルだけだと60進法のイメージが育ちにくい)
よくある質問
Q1. 200秒は何分ですか?
3分20秒です。200÷60=3あまり20なので、3分と20秒になります。
Q2. 時刻と時間の違いは?
時刻は「いつ」(8時30分など時の一点)、時間は「どれだけ」(30分間など時の長さ)です。時刻と時刻の間の長さが時間です。
Q3. なぜ時間の計算はまぎらわしいの?
ふだんの十進法と違って60ずつまとまる60進法だからです。「60のかたまりで区切る」練習を重ねれば必ず慣れます。
Q4. 何年生までにできるようになればいい?
時刻と時間の計算は3年生の学習内容です。4年生以降の文章題や、理科の実験記録でも使うので、3年生のうちに固めておくと安心です。
Q5. 90分は何時間何分ですか?
1時間30分です。90分の中から60分(=1時間)を1つ取り出すと、残りは90−60=30分。「60のかたまりを探す」と覚えておけば、150分=2時間30分のような問題も同じ手順で解けます。
まとめ
- 秒→分は「÷60して、商が分・あまりが秒」(200秒=3分20秒)
- 時刻=時の一点、時間=時の長さ。まず言葉を区別する
- 繰り上がり・繰り下がりは60で起こる。60のかたまりを探す
- 時刻の計算は「キリのいい時刻(9時・正午)で区切る」と簡単になる
時間の計算は、毎日の生活がそのまま練習問題になります。にじゅうまる。算数ドリルとあわせて、朝の支度や帰宅後の会話でぜひ取り入れてみてください。
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