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データの活用|ドットプロット・代表値・柱状グラフ

最終更新: 2026年7月13日|執筆: にじゅうまるドリル編集部

📈 「データの活用」は小学6年生で学ぶ、いちばん新しいタイプの算数。計算のスピードよりも「グラフや表から正しく読み取る力」が問われます。中学の統計、そして大人になってからのデータ読解に直結する単元です。

何を学ぶ単元?(全体像)

6年生の「データの活用」で学ぶのは、大きく次の4つです。

  1. ドットプロット——データを点で並べて散らばりを見る
  2. 代表値(平均値・中央値・最頻値)——データの特徴を1つの数で表す
  3. 度数分布表——データを区間に区切って整理する
  4. 柱状グラフ(ヒストグラム)——度数分布表をグラフにする

どれも「たくさんのデータを、わかりやすく整理して、何かを判断する」ための道具です。テストでは「AチームとBチーム、どちらが記録がよいと言えますか。理由も書きなさい」のような記述問題が出るのが特徴です。

ドットプロットの読み方・書き方

ドットプロット=数直線の上にデータを1つずつ点で積んだ図です。たとえば、8人のソフトボール投げの記録(単位m)が「20、22、22、23、25、22、28、23」だったとします。


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──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──┴──
20 21 22 23 24 25 26 27 28 (m)

書き方は「数直線を引く→データを1つずつ、該当する値の上に点を打つ→同じ値は上に積む」だけ。読み方のポイントは次の3つです。

代表値:平均値・中央値・最頻値

データ全体の特徴を1つの数で表すのが代表値。3種類を正しく使い分けられるかがこの単元の核心です。

代表値求め方上の8人の例
平均値合計 ÷ 個数(20+22+22+23+25+22+28+23)÷8=185÷8=23.125m
中央値大きさ順に並べた真ん中の値20,22,22,22,23,23,25,28 → (22+23)÷2=22.5m
最頻値もっとも多く現れる値22m(3人)

例題1:データが偶数個(8個)のとき、中央値はどう求める?

解き方:真ん中の2つ(4番目と5番目)の平均。上の例では22と23の平均で22.5m

どの代表値を使えばいい?

平均値は計算しやすい反面、極端に大きい(小さい)値に引っぱられる弱点があります。上の例でも、28mの1人が平均を押し上げています。「ほとんどの人は22〜23mなのに、平均は23m以上」——こんなとき、実感に近いのは中央値や最頻値です。テストの記述問題では「外れ値があるから中央値で比べる」のような理由づけができると満点がねらえます。

度数分布表と柱状グラフ

データが多いときは、「20m以上25m未満」のような区間(階級)に区切って数えます。区間ごとのデータの個数を度数、その表を度数分布表といいます。

記録(m)人数(度数)
15以上〜20未満2
20以上〜25未満9
25以上〜30未満6
30以上〜35未満3
合計20

これをグラフにしたのが柱状グラフ(ヒストグラム)です。棒グラフと違い、柱と柱の間をすき間なく並べます。横軸が「連続した数の区間」だからです。

例題2:上の表で、記録が25m以上の人は全体の何%?

解き方:25m以上は6+3=9人。全体は20人。9÷20=0.45 → 45%。度数分布表と割合の複合問題は頻出です。

💡 「以上・未満」の境目に注意!「20以上25未満」に25mの人は入りません(25は「25以上30未満」へ)。4年生で学んだ以上・以下・未満がここで再登場します。

棒グラフ・折れ線グラフとの違い(総整理)

グラフ使う場面学年
棒グラフ種類ごとの量を比べる(好きな給食ランキング)3年生
折れ線グラフ時間による変化を見る(1日の気温)4年生
円・帯グラフ全体に対する割合を見る(予算の内訳)5年生
柱状グラフ散らばりのようすを見る(記録の分布)6年生

「何を知りたいか」でグラフを選ぶ——これがデータ活用の考え方の中心です。テストでも「このデータを表すのにふさわしいグラフはどれか」という選択問題が出ます。

記述問題の答え方(テスト対策)

この単元のテストの山場は「どちらのチームの記録がよいと言えますか。わけも書きましょう」のような記述問題です。答え方には型があります。

型:「(代表値・グラフ)を比べると、Aは○○、Bは△△。だから□□と言える。」

例:「中央値を比べると、Aチームは25m、Bチームは22mなので、Aチームの方が記録がよいと言える。」

ポイントは、感想(がんばっているから等)ではなく、数値を根拠にすること。そして「平均値では」「中央値では」と、どの代表値で比べたかを必ず書くことです。比べる代表値によって結論が変わる問題もあり、「平均値ならA、中央値ならB」の両方に触れられれば文句なしの答案になります。

家庭でできるデータ活用トレーニング

データの単元は、身のまわりの数字を「読む」体験がそのまま学習になります。グラフを見て感想を言い合うだけでも、読み取りの力は伸びていきます。

よくある質問

Q1. ドットプロットとは?

数直線の上にデータを点で積み上げた図です。データの集まり具合・散らばり・外れ値がひと目でわかります。

Q2. 平均値・中央値・最頻値はどう使い分ける?

ふだんは平均値、極端な値(外れ値)があるときは中央値、いちばん多い層を知りたいときは最頻値が便利です。

Q3. 柱状グラフと棒グラフの違いは?

棒グラフは種類ごとの比較(すき間あり)、柱状グラフは連続した区間ごとの度数(すき間なし)です。

Q4. 中央値はデータが偶数個のときどうする?

真ん中の2つの値の平均を取ります。8個なら4番目と5番目の平均です。

Q5. この単元は中学でどうつながる?

中学1年の「データの活用」で、度数分布表・ヒストグラム・代表値をそのまま深掘りします。さらに相対度数や確率へ発展していくので、小6での「グラフを根拠に説明する」経験が中学の土台になります。

まとめ

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